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【保存版】登山靴を買う前に最低限知っておくべきこと【初心者必見】

 

こんにちは!たかぺいです。

 

登山を始めて約7年が経過しました。今日に至るまで,ほぼ毎週末登山に行っていました。

この7年で登山の経験とともに登山靴の知識が増えたので総まとめしました。

 

本記事の目的

・登山初心者が登山靴を買う前に必要な知識を紹介

・おすすめの登山靴を紹介

 

 

登山を最大限楽しむためには登山靴選びが超重要

 

登山を楽しむ三種の神器のひとつと言ってもよいほど,登山靴は重要です。

 

靴が合わずに苦しんでいる人を何人も見てきました。(わたしもその一人です)特に歩行時間が多い登山では,『靴擦れ』が原因で敗退なんてこともあります。。

 

最高の景色を楽しむ余裕も無くなってしまいます…そんなのいやですよね!

初心者の方で

「お店の人に勧められたから買ったのに,登山靴が合っていなかった。」

という話をよく耳にします。

 

店員の言うことが絶対ではない

アウトドアショップの店員は,あなたではありません。

 

登山靴のスペシャリストかもしれませんが,あなたの歩き方から足の特徴まですべてを把握しているわけではないですよね。

 

また,アウトドアショップの店員は,利益を得るためにオーバースペックな登山靴を勧めてくることがあります。それが仕事なのでしょうがないと言ったらしょうがないのですが。。。もちろん、本当に適切な登山靴を教えてくれる親切な店員さんも中にはいます。

 

以上のことから,店員さんにすべてを丸投げし,選んでもらって購入するのは絶対に避けましょう。

 

そもそも登山靴って普通の靴と何が違うの?

一般的に街中で履く靴と比べ,ソールが固いです。

 

これは、知ってるよ!という方も多いでしょう。

 

ただ、一重に登山靴と言っても様々な種類があります。

 

ハイキング用、クライミング用、雪山用…ソールの固さの中にも上記で述べたような、登山スタイルに合った固さで作られています。ソールだけでなく、つま先まで固いものも…

 

知っていましたか??

 

ちなみに、登山靴のメーカーはヨーロッパ発祥が多いです。

 

日本の登山とヨーロッパの登山環境は全く違います。オーバースペックの登山靴を買ってしまい、逆に足が痛くなったという話をよく聞きます!(私です!)

 

自分がやりたい登山スタイルと、そのスタイルに合った登山靴をしっかりと学んでから購入しましょう!

 

実際に履き比べるのが1番な理由

 

普段履いている靴のサイズで買うのは時期尚早です。

 

平坦で舗装されている道に比べて,砂地や岩、時には泥地を歩くため,街中と山では環境が全く違うということを頭に入れておきましょう。

 

メーカーによってサイズ感が全然違います。

靴の長さ、幅、甲の高さ等

 

実際に履き比べて、自分にあった登山靴を見つけることが大事です。

 

試着する際の注意点としては,登山靴用の靴下を持っていくことです。登山靴用の靴下が厚めに作られているので,それに合わせてフィッティングするようにしましょう。

 

【標高別】買うべき登山靴

 

 

直近で登山の予定がある人,という方は上の図を見て,下記のリンクをポチって下さい。

 

これから始めたい!という方は,まずは登る山を決めましょう!その後に下記のリンクをポチッ。

 

 

ハイキングシューズ

 

■目的:

キャンプ、ハイキング、整地された林道を歩く、河原での釣り

舗装されてない簡単な道を歩く

 

 

■特徴:

ウォーキング用の靴に足首の部分が高くなっている仕様の靴で,ハイカットやミッドカットのタイプがあります。

 

ハイカットになっている理由は、足首を保護するためではなく、靴の中に土が入らないようにしているんです。

 

ソールは柔らかく,平らな所を歩くように作られています。捻れてもバランスを崩さないので固くする必要が無いんですね。そのため非常に軽い!

 

見た目は登山靴のようなものが多いので、よく間違えて購入する人が多いです...。

ローカットのものなら,お洒落なものが多いので普段使いもできます!私はキャンプでも使用してます。

 

 

 

 

 

トレッキングシューズ

 

■目的:

樹林帯などの低山

森林浴

 

『ハイキング』と『トレッキング』に明確な区切りはありません。メーカーによって定義が曖昧なので,気をつけましょう。

目安としては標高1000くらいの森林限界を超えない低山を登る際は『トレッキング』と呼ばれます。

 

■特徴:

ソールは、ハイキングに比べると固く,土の上を歩くのを想定して、土でもグリップが効くように作られています。

 

また,軽くする為に、ナイロンが使われている事が多いのもトレッキングシューズの特徴です。(ゴアテックスが使用されているものもある)

 

トレッキングシューズで高い山に行けない訳ではありませんが、森林限界を超えた山だと岩場が多いので、足に負担がかかります。

 

また,悪天候をあまり想定していない為、ナイロンとの縫い目から水が染みることもあるのでご注意を!

 

 

 

 

 

バックパッキングブーツ

 

■目的:

森林限界を超えて、泊まりで行く登山。(泊まりで行くことはなくても、ビバークをするリスクがある登山)

岩や砂が多いところを登るとき

 

■特徴:

標高が高くなってくると,天候が急変することが多いです。そのため,雨に対応しているのがこの登山靴の特徴です。

 

ソールが非常に固いのも特徴です。これは,重い荷物を持って登ることを想定しているためです。

 

ソールが固いことにより,凹凸した道でも,岩が多い道でもバランスをとることができます。ソールが固いのでクッション性にも優れています。

(ソールがやわらかいと,ねじれてバランスがとりにくいです。)

 

耐久性をもたせるため、岩で擦れるような所には縫い目がないように作られています。

さらに,岩と靴の間で摩擦熱が発生します。それも想定している為、摩擦熱が発生しても劣化しない素材が使用されています。

 

北アルプスを登るのであれば、バックパッキングブーツを購入するべきだと思います。

 

 

 

 

 

ライトアルパインブーツ

 

■目的:

雪と岩が混ざったミックスクライミング

ロープを使ったクライミング

 

■特徴:

雪も想定されているためアイゼン用のコバがついています。

 

つま先はロッククライミングを想定して、クライミングシューズのようにグリップが効く素材が使用されています。さらにソールと先端が非常に固いです。

 

登山道を歩くような登山(縦走)ではオーバースペックなので注意が必要です。

非常にカッコイイので初心者は買いがち。劔岳のように岩場を登るような登山では必要ですが...(もちろんバックパッキングでも登れます)

 

縦走のように長く歩く登山を想定していない為、縦走用でこのタイプの靴を履くと足が痛くなるという人が多いです。

 

 

 

 

 

 

アルパインブーツ

 

■目的:

氷点下以下で、雪と氷がある登山(厳冬期登山)

 

■特徴:

アイスクライミングでも雪山登山でも使うことができます。

 

靴の中に保温材が入っているため、非常に暖かいです。ソールは非常に固いです。

 

初心者で急に雪山から始める人は少ないと思いますので,詳細は割愛します。別の記事で説明しようか悩み中です(笑)

 

 

 

 

 

 

どうでしたか?これで,自分が今買うべき登山靴が決まったのではないでしょうか?

 

足痛くなった=靴が合っていないではない!

 

登山初心者の方に多いのが,

 

足が痛くなったからこの靴合ってない→買い替える,登山嫌いになる

 

という方が多いです。

 

だがしかし,

貴方がこの記事をしっかりと読み登山靴の知識を蓄え,店員さんと入念に履き心地を確認して購入した登山靴が足に合ってないと考えるのは時期尚早です。

 

登山の歩き方ができていない

登山における歩き方を知らないから足が痛くなるということがあります。

登山の歩き方と街中での歩き方は,同じようで実は違います。

 

登山における歩き方

・一定のペースを保ちながら小股で歩く

・フラット歩行で歩く

・地面を蹴らない

 

それでは,それぞれ見ていきましょう。

 

一定のペースを保ちながら小股で歩く

なるべく小股で歩くように意識する。大股なら1歩で行けるのに!という所でも小股で歩数を稼いで歩くようにしましょう。

 

こうすることで,足の負担が軽減されます。

 

また,急な斜面では足をがに股気味にすると、ふくらはぎの筋肉の負担が減ります。

 

フラット歩行

足裏全体が地面に着くように足を運ぶようにします。爪先から着地させるように意識してみよう!そうすると、足裏全体が地面に着くようになります。

 

これにより摩擦を利用した、安定感のある歩行ができるので,1歩1歩丁寧に意識して歩こう

 

また,頭から背中を意識し、体を真っ直ぐに起こして歩くことが大切です。体が曲がっていると、腰に負担がかかります。特に重い荷物を持っている時は!

 

地面を蹴らない

街中での歩行は、地面をけって歩きましょう!

逆に山での歩行は、地面を蹴らないように!

具体的には,

母指球を意識する。まず足を前に置きます。この時、重心はまだ後ろ足。重心を移動させ、前足に重心をかけたら、後ろ足を持ち上げて、前に置く。この繰り返し。決して地面を後ろ足で蹴らないように!

 

靴紐がゆるい

 

登山靴の靴紐がゆるいと靴の中で足が動いてしまうため,靴擦れが起きます。しっかりと締めましょう!

 

おすすめの履き方は,立ったり座ったりしながら履くことです。靴の中での足の遊びを無くすために姿勢を変えて履くように心掛けてみましょう。

 

靴下が登山靴用ではない

登山の際は,登山靴用の靴下を持つようにしましょう。

 

普通の靴下と違い厚いため,クッション性が高いです。

さらに吸湿性に優れる為,足が蒸れずに済みます。蒸れると,皮膚がふやけて靴擦れを起こしやすくなります。

 

さらに,負荷がかかる場所は厚手になるように設計されているので,登山の快適性が格段にアップします。

 

たかが靴下、されど靴下。登山を楽しむために,とことんこだわりましょう!

こちらでおすすめの登山用ソックスを紹介してるのでぜひ確認してください!

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まとめ

登山を最大限楽しむためには登山靴選びはとても大事です。

 

初心者の方はまずは自分の行きたい山を見つけてから,登山靴選びをするようにしてください。

 

あの山に登りたい!

あのインスタの景色を見てみたい!

 

 

でも構いません。

 

そして,最高の景色を見に行きましょう!!

 

 

いじょっ!

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