「登山は年配の方がするもの」そんなイメージをお持ちだとしたら、それは今や昔の話。
最近はSNSの普及に伴って 若い人たちが積極的に登山を楽しんでいる、
そんな印象を受けますね!
『山ガール』という、登山用品にお洒落を取り入れた人たちも、たくさん見かけるようになりました。
お洒落に登山を楽しむ、一昔前だったら相反するものに感じられた言葉どうしですが、現在は『お洒落でありながら登山に求められる機能もしっかり整っている』そういった製品も多くなってきています。
そこで今回紹介したいのが『お洒落でありながら機能も兼ね備えた日帰り登山ザック』です。
登山を始めるにあたり必ず必要となってくるアイテムの一つが『ザック』
でも、こんなことを思ったことはありませんか?


誰もが悩む部分ではあります。
けど悩んでばかりで前に進めなかったら もったいないですよね。
そこで今回は
この記事の内容
- 日帰りに必要十分なザックの大きさ(容量)とは
- 日帰り登山の持ち物について解説
- お洒落かつ機能的な登山ザックを5つ紹介
の内容で進めていきます。
読んでいただいた方の山ライフが充実したものになるお手伝いができればと思っていますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
日帰り登山に最適なザックの容量について
登山ザックの大きさについて、表記を水と同じように容量 =L(リッター)で表します。
「20Lと言われてもどのくらいの量が入るのかわからない…」と思いますよね。
実際のところ「20Lはこれだけの量のものが入ります」といった定義のようなものはなく、大まかに表されることが多いです。
「20Lのザックなら必要最低限の装備と1食分+αくらいは入る」みたいな感じですね
(もちろん絶対ではなく、パッキングの仕方でさらに入ったりします)
ですので、日帰り登山におけるザックの容量は20~30Lあたりがちょうど良いサイズだと考えます。
ここで一つ、登山を経験した人間の目線でおすすめするのであれば “少し大きめのサイズのもの(30Lくらい)を選ぶ” のがいいと思います。
理由は以下の三つ
- 登山をやっていくと “意外と” 持っていく荷物が多くなりがち
- 山で自炊をすることも考えた方がいい
- 日帰り登山から先のステップにも踏み込みやすい
それぞれ見ていきましょう。
~大きめのザックをお勧めする理由1~
持っていく荷物が “意外と” 多くなりがち
最初登山を始めたての頃は何を持っていったらいいのか判断がつきにくいと思います。
「これはいるかも」「あれもきっと必要だ」と実際に使うかわからないものも “念のため” という理由で持っていきがちに...
それ自体は悪いことではなく『リスクマネージメント』として立派な防衛策だと私は思います。
そしてこの判断は登山の回数を重ねていけば、自然と必要・不要の切り分けができてくるため荷物も減ってくる傾向にあります。
だけど、それでも最初の頃と同じくらい、もしくはそれ以上!?に荷物が増えてしまった?? そんな人も一定数いらっしゃいます(汗)
それが次の理由
↓
~大きめのザックをお勧めする理由2~
山で食べるごはんが美味しいから、自炊したくなる
です(笑)
山で食べるごはん、これは嘘偽りなく美味しいです。
下界で食べる場合と比べて3倍は美味しさが増します。
最初は「コンビニで簡単に食べれるものでいい」となるかもしれません。
でもそのうち気づきます、「…山の上でごはん作ったらきっと美味しい…よね」と。
自炊するのに必要なバーナーやコッヘル、食材など “美味しいごはんをつくる持ち物” がちょこちょこ増えていきます。
それにもかかわらずザックが小さすぎるが故に持っていけないクッカーや材料があったら辛い…
そんな理由も加味して「大きめのザックを選ぶ理由」とさせてもらっています。
~大きめのザックをお勧めする理由3~
日帰り登山から先のステップにも踏み込みやすい
最後の理由はこれです。
日帰り登山の経験値が上がるにつれて行ける山のグレードがアップしていくと思います。
歩く力がついてきて、いろいろなルートを歩けて楽しくなってきた頃でしょう。
そうなっていくと次のステップに、もっと素敵な景色を見に行きたい!という段階にくるかもしれません。
そして素敵な景色は歩いてすぐの場所には なかなかない、というのが “山あるある” だったりします。
今までよりも長い距離を歩くということは それだけ食材であったり荷物を持っていったりすることに...
少し大きめのザックを最初に持っておけば増えた荷物も余裕で入るので、ザックを買い足す必要はなくなり、結果お財布にも優しいということになります。
日帰り登山の持ち物について
次に登山の持ち物について書いていきます。
日帰り登山であってもテント泊縦走登山であっても、『登山をするときには必ず持っていくもの』というものがあります。
それがこの8つ
- 救急セット
- レインウェア
- 水、行動食
- スマートフォン(地図、登山計画書、コンパス)
- モバイルバッテリー
- ヘッドライト
- お金
- ティッシュとゴミ袋
簡単に説明していきます。
救急セット
山の上ではどんなところに危険があるかわかりません。
思わぬところで怪我をしたり、よくわからない虫に刺されたりすることもあります。
そんなときに応急的に手当てができるものを持っていると安心感が違います。
今は『ファーストエイドキット』という、絆創膏やガーゼなどがセットになっているものが販売されているので、それを買っておいたら大丈夫でしょう
(プラス、常備薬を入れておくとさらに安心)
レインウェア
山の天気は変わりやすい、この言葉を一度は聞いたことがあると思います。
晴れ予報でも冷たい雨が降り出すなんてことは、よくある話。
体を濡らしてしまうと体調不良になりかねないので、レインウェアは必ず持っていきましょう
(もちろん、山専用のレインウェアが望ましいです)
水・行動食
歩くためのエネルギー源となる食べ物と水はもちろん忘れずに。
エネルギー切れを起こすと集中力が落ちて怪我や道迷いを起こしやすくなります。
スマートフォン(地図、登山計画書、コンパス)
今や持っていない人を探すのが難しいほど、スマートフォンは普及していますね。
スマートフォンは登山にも必須アイテムになっており、登山用のアプリも多数リリースされています。
アプリを使って地図を見れたり(GPS機能で現在地もバッチリ)、登山計画書もオンラインで提出することもできます。
便利なスマートフォンですが、バッテリーが無くなれば ただの箱になってしまうので、できるなら紙の地図に登山計画書のコピーは別で持っておきたいところです。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリー 大容量 10000mah スマホ 充電器 バッテリー
スマートフォンをセットでモバイルバッテリーも持っていると安心感が違います。
特に長時間歩く場合や、スマートフォンの購入年数が経っていてバッテリーが劣化している場合などはモバイルバッテリー、持っておきたいですね。
少し重たくなりますが、その重さは安心感の代わりと思って割り切りましょう。
ヘッドライト
PETZL ペツル ティキナ 最大250ルーメン レッド E091DA01
「日帰り登山にいる?」と思うかもしれませんが、これは安全のために持っておきたいアイテム。
普段住んでいる下界と比べて、山は暗くなるのが早いです。
暗くなった時の山の道はびっくりするくらいわかりにくくなりますので、安全登山の意味を込めて持っておきたいところ。
「スマートフォンのライトじゃダメ?」と言われることもありますが、ライトの灯りが心もとないのと、バッテリー消費に繋がるのでやめたほうが良いでしょう。
お金
電子決済が主となりつつある昨今ですが、山の上では現金のみという場所が多いです。
大金を持っていく必要はないですが、小銭をいくらかザックに入れておくことをおすすめします。
ティッシュとゴミ袋
何かと使うことの多いティッシュは持っていきましょう。
ポケットティッシュでもいいですが、私がおすすめするのはトイレットペーパーです。
トイレにペーパーがないといった緊急事態にも対応できるメリットがあります。
ゴミ袋は言わずもがな、山の中にゴミを捨てていかないために必須です。
数は多いように感じますが、一つ一つは大きいものではないので問題なく持っていくことはできると思います。
この8つのアイテムを基準として、あとは一泊二日などの登山であれば着替えや食糧、水であったり、その他自分が必要だというものを追加で持っていってもらえたらいいのではないでしょうか。
参考にしてもらえればと思います。
お洒落かつ機能的な登山ザックを5つ紹介
「ザックの容量はわかった!」「日帰り登山に持っていくものも大丈夫!」
となれば、次はいよいよメインのザック選びですね!
ここでは『お洒落かつ機能的な登山ザック』として5つのブランドを紹介したいと思います。
ノースフェイス・テルス30

ただデメリットとしては重さが挙げられます。
Mサイズで1250g。
~~特徴~~
ウェストベルトについている大型のポケット、通気性を考えた背面パネル
お洒落ポイント
レディースモデルには あまり見かけないようなカラー展開(ブラックorミネラルブルー)
~~口コミ~~
「スッキリしたスマートなデザイン」「街中でも違和感なく使えそう」「小柄な女性(153センチ)ですが背負った感じの大きさもちょうどいい」
KOYARI・KOMICHI(20L)

重さは600g。
~~特徴~~
ジッパーは全て止水タイプで、傾斜をつけた開けやすいデザイン。幅広に作られたショルダーベルトは痛み軽減の効果あり。
お洒落ポイント
カラーが豊富(表地10色、裏地19色)で自分だけのオリジナルの組み合わせが作れる
~~口コミ~~
「ザックの中の花柄生地がめちゃくちゃ可愛い!」
マーモット・【四角友里コラボ】Yamatabi 30 X-Pac(18~35L)

ただ、肩紐が細めのデザインのようで、多めの荷物の場合肩が痛くなりやすいかも。
重さは530g
~~特徴~~
ザックの容量を18~35Lまで調整可能(ロールトップなどを調整)
お洒落ポイント
山スカートを世に広め『山ガールブームの立役者』として有名となったアウトドアスタイルクリエイターが手がけた、可愛く普段でも使いやすいデザインになっている。
~~口コミ~~
「背面にあるパッドが座布団がわりになるのが嬉しい」「体型や荷物の量に合わせて調整しやすく、使い勝手が良い」
RawLow Mountain Works・Bambi(26~28L)

でも日帰り登山には十分な容量を持っています。
重さは500g。
~~特徴~~
小さくコンパクトに見えるが、サイドポケットにはペットボトルが2本十分に収まる広さがある。
お洒落ポイント
クラシカルなデザインで、いい意味で登山向けのザックではない感じ。4色のカラーも街に溶け込みやすい色合い。
~~口コミ~~
「背負った感じは背面パッドがしっかりしていてホールド感もあります」「シックな色のザックで服の色を選ばないので気に入りました」
山と道 MINI(25~30L)

ただ、軽い反面 重いものに対する耐久性は多少落ちます。
また防水コーティングを施していないため、雨降り時には浸水に備えたパッキングは必要(ザックカバーなど)
~~特徴~~
5つのザックの中で軽さの点では一番軽い(重さ380g)拡張性が高く、容量よりも多めの荷物を入れることができる
お洒落ポイント
自分好みのカラーにカスタマイズできるモデルがある。
~~口コミ~~
「背面のメッシュポケットが思ったよりも大きくて便利」「背負い心地は普通に良い」
まとめ
いかがでしたか?
歩き始めたばかりの皆さんの山ライフ、その手助けに少しでもなればと思い長文になってしまいましたが綴らせていただきました。
初めて聞いたといった内容もあったかもしれませんが、登山を続けていくことで徐々に知識や経験として身についていくと思います。
ザックに関しても、できることなら実物を見て、そして背負ってみて自分に合ったものをチョイスしてもらえたらと思います(見るのと実際に触れてみるのとでは やっぱり違うので)